飯田です。
ソニーストア名古屋様での
イイダのレッスン真っ最中ですが、
とてもユニークなご意見を耳にしました。
山梨のイイダが
想像だにしていなかった内容でしたので、
お裾分けであります。
次のような内容です。
(その1)
プロキシファイルを
まな板に載せると音声が無いぞ!
一体どういうことだ!
Vegasはオカシイ!
(その2)
どうして
プロキシファイルは
オリジナルファイルが入っている
フォルダ内に作成されるのだ、
これはとっても使い勝手が悪い、
このような仕様は不満である!
と言うものです。
拙ブログを
精読されている貴方でしたら、
そもそもこのご意見が
的外れであることは
すぐにお気づきのことと思います。
動画編集に使う材料は4種類で、
静止画・動画・音・文字。
この中で、
文字だけはVegasが持っていて、
それ以外はパソコンの外にあります。
だから編集するときは、
静止画・動画・音の材料は、
パソコンの中に保存してから
編集を始めて下さいね!
というのが、
飯田の公式ですし、
動画編集のセオリーです。
この飯田の公式を知っていたら、
プロキシファイルが
材料にならないことは明白です。
なぜならばプロキシファイルは、
編集時に於いて必要であれば、
任意で作成するものだからです。
さらには、
プレビューを軽くするものですから、
音声には全く関係が無いのです。
ということは、
プロキシファイルは、
もともとはパソコンの外に
あったものでは無くて、
パソコンの中で
作成されたものなのですから、
先に記した材料の4種には
含まれません。
たとえば、
下図のように
2つの動画ファイルを使って、
Vegasで編集を始めたとします。
材料置き場に2つのファイルを入れて、
この2つの動画ファイルに対して、
プロキシファイルを作成しました。
オリジナルファイルが入っている
フォルダの中に
プロキシファイルが作成されています。
それでは
このプロキシファイルを
Windowsの
エクスプローラを使って、
ドラッグアンドドロップで
材料置き場に入れてみました。
なんと、
プロキシファイルは
材料置き場に入るのです。
では次に、
このプロキシファイルを
まな板に載せてみます。
プロキシファイルは
まな板に載せることは出来ますが、
このときプロキシファイルには、
音声が無いことにお気づきかと思います。
ご質問なさった方は、
この音声が無いことに
腹を立てられているのですが、
その結果が自分の考えとは違うから、
Vegasはオカシイとおっしゃるのは、
如何なものでしょうか?
プロキシファイルは
そもそもが材料にならないのですから!
ご質問なさった方の
大きな手順ミスは、
材料置き場に材料を入れるとき、
安易にエクスプローラから
ドラッグアンドドロップを
使ったことと、
材料はパソコンの
外にあるから・・・という、
飯田の公式をご存じなかった事にあります。
間違いの無い
材料置き場への材料の入れ方は、
プロジェクトメディアを開いておいて、
『メディアのインポート』を
使う方法です。
ここで、
既にプロキシファイルが
作成されているフォルダを
指定してみます。
開こうとするフォルダには
プロキシファイルが入っていますが、
このフォルダを
メディアのインポートで開くと、
プロキシファイルは表示されません。
プロキシファイルが
表示されないのかというと、
プロキシファイルは
編集の材料ではないからです。
もしもVegasが
プロキシファイルを
材料だと考えているのであれば、
この『メディアのインポート』にて、
プロキシファイルが表示されるはずです。
動画編集ソフトは、
VegasとVegas以外に大別されます。
このときに、
Vegas以外のソフトの操作方法で、
Vegasを操作しても
適切に動くはずがありません。
だから、
聞きかじりの情報、
操作手順だけを解説している情報で
Vegasを理解しようとすると、
結果的に、
遠回りになってしまうという、
お話しでした。
ソフトの効果的な習得は、
まず先に骨格構造を
知ることにあるので、
そのような情報に触れることを
お勧めします。
今回はここまでとします。
お読みいただき
有り難うございました。
名古屋・伏見のホテルにて
山梨のイイダ拝
VEGAS Proのソースネクスト公式の講師の「山梨の飯田」こと飯田和佳と申します。
約15年に渡ってソニーブランドの頃からVEGAS Proでの動画編集の講師に携わっております。
お気軽にご相談ください。もちろん内容によっては有料ですが。。。
ご興味ある方はパーソナルレッスンもご好評いただいておりますので
お問い合わせ下さい。